メッセージ

政治を身近なものにしましょう

かつて政務活動費の不正受給をした元兵庫県議の号泣記者会見が話題になりました。

その後も議員の不祥事は後を絶たず、最近では河井前法相夫妻が公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕されるなど、がっかりさせられることが多いです。

どうして彼らは議員として当選できたのでしょう。お金の力が働いたことがあるのかもしれませんが、一番の原因は立候補者の人となりを投票した有権者がよく知らなかったからだと思います。もし、あのようなことをする人物だと知っていたら、誰も投票しないはずです。

要するに、地方議員は有権者にとって身近な存在として、信頼できる人物だと認められてこそ支持されるべきなのです。

ですから、私は私のことを知っている人に応援していただきたいのです。

お金をかけずに対面でお話をして、口コミによって応援の輪を広げていきたいのです。

金や人脈がモノを言うような古い政治体質を打破し、しがらみのない真に民主的な議論ができる政治を実現したいと、強く思っています


「次世代の利益になるように行動できればそれが希望となる」

この言葉は、フランスの経済学者ジャック・アタリ氏がTVインタビューで答えていたものです。

世界は新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)を経験し、政治的・経済的・社会的に大きな変革期を迎えています。

アタリ氏は「今こそ他者のために生きるという人間の本質に立ち返り、 世界規模で『ポジティブ経済』に変革させていくべきだ」と述べています。

ポジティブ経済とは、生きるために必要な食糧、医療、教育、文化、研究、情報などの「命を守る産業」に重点を置く経済のことで、医療機器、病院、住宅、水、良質な食糧などの生産を長期的に行い、次世代の利益を大切にする社会を築くことです。

私はアタリ氏の考えに深く共感し、私自身の政治活動の指針にしたいと思います。

次世代の利益は希望となる!

「学びのまち三田」の実現に全力を尽くします

三田市は関西学院大学三田キャンパスや湊川短期大学等の高等教育機関と教育・子育て・環境・防災などあらゆる分野で連携する「学びのまち 三田」構想を掲げていますが、その実現のためには高等学校や大学など三田の極めて充実した教育機関相互の連携が鍵になります。

そして、こうした教育改革を実現するためには、高校や大学だけでなく小中学校からの教育に対する意識改革が不可欠であり、教師は教える立場から学びへ導く立場へ、生徒は教えてもらう立場から自ら学ぶ立場へのシフトが迫られているのです。

 私は高校間、高校大学間の連携を軸に、時代をリードする日本屈指の「学びのまち三田」の実現に全力を尽くします

中田敦彦氏が You Tube大学でよく話す言葉に「学ぶって楽しい」がありますが、私もそう思っています。


好奇心にさえ火が付けば人は自ら積極的に学んでいくものであり、その火付け役となるのが、教員や学校という教育環境だと考えています。「教えてやる」といった上から目線の教育はもう通用しません。嫌々勉強させられて大成した人はいません。

古代ギリシャの哲学者ソクラテス(紀元前469~399年)もこう述べています。「教育とは、炎を燃え上がらせることであり、入れ物(脳みそ)を満たすことではない。」


「ローカルファースト」の考え方を意識した行動をします

「ローカルファースト」とは、まちの歴史や文化、風土、地勢といった地域の個性を活かしたまちづくりを目指す考え方で、地域でできることは地域の市民や企業が責任を持ち、私たち一人ひとりが地域を盛り上げていこうという取り組みです。 

 少子高齢化の中での東京一極集中の日本社会の現状は改善することが急務であり、将来にわたって地域がイキイキと輝くために、ローカルファーストを推進する先進事例を国内のみならず海外からも学び続けることが必要です。

私たちが住む三田に誇りを持ち、三田の持つ自然や歴史、文化を活かした持続可能な循環型のまちづくりを推進するために、私は「ローカルファースト」の考え方を意識した活動をしていきます。

強みを生かしたまちへ!

全国自治体首長アンケート(2022年実施)では84%の首長が「自治体が消滅しかねない」と回答し、総務省は既に全国の半分超の市町村を過疎地域に指定していますが、三田市も毎年1000人ペースでの人口減少が続いています。
こうした状況では、人口を取り合う競争に勝つというスタンスではなく、他の自治体と差別化できる強みを生かした共生を図ることが重要であり、私は三田市の差別化の切り口が「学びのまち」だと考えています。
その理由は、三田市は関西学院大学、湊川短期大学、全日制高等学校6校など教育環境が極めて充実しているうえに、教育を重んじた歴史的事実が豊富にあるまちだからです。
現在の学校教育は、地域と関わりながら社会課題に主体的・協働的に取り組む「探究活動」を重視する流れにあり、教育環境に恵まれた三田市は探究活動には絶好の場です。
私は「学校教育×社会教育による重層的な学び」が人口減少社会における地域の切り札になると考え、市内6高校合同探究発表会の実現に向けて活動し、「学びのまち三田」を確かにするまちづくりを進めています。
2025年1月25日(土)に第1回三田市内6高校合同探究発表会が実現します!

ふるさとを誇りに感じるまちへ!

ふるさとへの誇りと愛着はまちづくりの土台となりますが、三田は「学びのまち」として誇らしい歴史を持つまちです!
中でも幕末期に実力重視の人材登用、身分制打破、財政難打開の藩政改革を進めた聡明な若き藩主九鬼隆義(くきたかよし)の登場は特筆に値すると感じています。
改革の断行は保守派との内部対立を生みましたが、強い意志で洋学・英語重視、キリスト教容認の方針を打ち出した三田藩は、近代教育や港都神戸の発展に大きく貢献します。
福沢諭吉をブレーンとすることで「教育による個人の独立」の方向性が定まり、学びを通して個人が解放されていく過程で、三田はキリスト教伝道の地ともなりました。
三田伝道の成功がなければ、女性宣教師たちが神戸女学院を創立することも、新島襄が同志社を創立することも、(新島襄の推薦で来日した)クラーク博士が「Boys!Be Ambitious!(少年よ!大志を抱け!)」の名言を残すこともなかったかもしれません。
三田は近代日本の歴史に少なからず影響しています!
さらに「女性に学問は不用」と考えられていた時代に、主体的に学び、自立していった三田の女性もふるさとの誇りです。
兵庫県初の幼稚園設立を発起したり、日本人として初めて海外留学で保育資格を取得したり、神戸女学院や頌栄保育学院、共愛学園(前橋市)や森村学園(横浜市)の設立に深く関わったりしたのも三田の女性であることからわかるように、多くの三田女性が近代教育に貢献し、北海道から九州に至るまでその足跡を残しています。
時代を先駆けた「教育による個人の独立」は私たちのふるさと三田で開花したのです!
私は三田と福沢諭吉との関係から東京都港区と連携を進めたり、創立に関与した神戸女学院や同志社など三田とつながりを持つ多くの学校との関係を深めたりしてきましたが、こうした歴史的事実を活かせるのも他の自治体と差別化できる唯一無二の三田の強みです!
私は、学問に情熱を燃やした三田の先人の進取の精神を誇りに思い、史実に基づく持続可能な三田の魅力を世界に向けて発信したいと考えています!

進取の伝統を継承しチャレンジするまちへ!

福沢諭吉が創立した慶應義塾大学近くの施設(港区立三田(みた)図書館も入る複合施設「札ノ辻スクエア」)で今年度(令和6年度)中に三田市のシティセールスフェアを開催することになりました。フェアをきっかけに巨大マーケットへ果敢に挑戦する事業者の出現を期待しています。
AIの進展などで激変する未来社会では、自ら考え主体的に行動する力が不可欠ですが、私たちのふるさと三田には失敗を恐れずチャレンジしてきた歴史的土壌があり、私の教え子の中にも20代前半で起業する者が現れ始めました!
私は進取の精神に富む三田魂を継承する次世代リーダーの育成にも力を尽くします!